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新年あけましておめでとうございます。

本来「お正月」とは新年最初のひと月、つまり一月のことです。
「年神様を自宅にお迎えするための行事」であり、家族全員で年神様をもてなして新年を歓び、新しい一年の健康や幸福を授けてもらうために行われるのです。

「年神様」とはお正月の神様のことで「歳徳神」や「正月様」とも呼ばれており五穀豊穣や子孫繫栄を司るとされています。
その年神様をお迎えするために年末の大掃除や年越しそば、お正月飾り、お雑煮、おせち料理、お年玉、初詣など様々なお正月行事が行われるようになりました。

お正月飾りの鏡餅は、新年の神様である「年神様」の依り代（神霊が依り憑く対象物）といわれています。
お迎えした年神様の居場所が鏡餅なのです。

鏡餅の丸い形は「心臓」の意味もあり、神社に祭られていた聖なる丸い鏡「神鏡」を形取り、稲作生活に欠かせない「太陽」の形を意味します。
また、鏡餅が大小二つ重なっているのは「月（陰）」と「日（陽）」を表しています。
幸福と財産（徳福）重なって演技が良いとされている、等々の諸説が伝えられています。

毎年お正月になると、お餅を喉に詰まらせてしまったというニュースを目にします。
皆さんもお正月にお餅を食べるという方が少なくないと思います。
お餅を食べるときに最も気を付けなければならないことは何だと思いますか。

それは「姿勢」です。

背中が曲がっている状態で食べたときと姿勢が良い状態で食べたときを比べた場合、お餅が喉に詰まる確率は三割も違ってくるといわれています。
もし、お餅を食べる機会があれば姿勢には気を付けるようにしてください。
お正月に家族みんなで美味しいものを食べてよい一年を迎えられることを願っています。