2019年7月1日
新学期開始から3ヶ月が過ぎ、学校健診を受けられたお子さんも多いのではないでしょうか。5月のブログでご紹介した通り、視力低下を指摘されて受診されるお子さんが多く、中学生、高校生の方ですと眼鏡よりもコンタクトレンズを希望される方が多くみられます。眼鏡に比べ視界が広く、激しいスポーツをするときには便利なコンタクトレンズですが、トラブルを訴え受診される方も少なくありません。大切な用事の際にコンタクトレンズが使えない…とならないためにも、コンタクトレンズの使い方を再確認しましょう。
■ 定期的な受診
自覚症状がなくてもアレルギー症状が出ていたり、細かい傷ができていることがあります。当院では3ヵ月ごとの受診をお願いしております。
■ 異常を感じた時はコンタクトレンズの使用を中止し、早めの受診を
異常を感じているのにそのままコンタクトレンズを使い続けると病気が悪化し、長期間コンタクトレンズが使用できなくなったり、最悪視力の低下につながる場合もあります。
■ 装用時間、期間を守りましょう。
コンタクトレンズをつけたまま眠ってしまった、2週間タイプのレンズを2週間以上使用しているといったことはありませんか?コンタクトレンズの長時間装用を長期間継続していると角膜内皮細胞という角膜の透明性を保っている細胞がダメージを受け、角膜が混濁し、視力障害を起こすことがあります。使用期限を守らずにコンタクトレンズを使用しているとレンズに汚れがたまり、アレルギー症状やばい菌感染を起こすことがあります。2週間タイプ、1ヶ月タイプのレンズでも使用期限が近づくと異物感や痒みを感じることはありませんか?そういったときはレンズに汚れが溜まっている可能性がありますので、早めにレンズを交換しましょう。
また、コンタクトレンズを使っているが、眼鏡は持っていないという方も少なくないようです。トラブルがあったときはもちろん、災害時などコンタクトレンズが使えない、清潔に保てないという時のためにも眼鏡は作っておきましょう。
一生付き合っていく眼に使うものだからこそ、使用方法を守り安全に使いましょう。