2019年6月1日
現代社会では、20代・30代の若い人たちのあいだで「手元が見えにくい」「夕方になると物が見づらい」などといった、老眼のような症状に悩む人が増えています。
これはスマートフォンなどの携帯情報端末の長時間使用による「スマホ老眼」と呼ばれる症状です。一時的なことが多く、疲れの度合いによって視力が安定しないことも特徴のひとつです。
スマホ老眼を放っておくと見えにくいだけでなく、集中力の低下やイライラを招き、肩こりや頭痛などの全身症状が出てくることもあります。
改善策としては
1.スマートフォンやパソコン作業中に定期的に休憩する
2.スマートフォンの利用時は目との距離を保つ
3.疲れを感じたら目の周りを温める
4.意識的に瞬きをする
5.目薬を活用する
まず、目を酷使しすぎないことが基本です。
近視になる原因には大きく分けて「遺伝要因」と「環境要因」があります。近年、近くを注視する機会が増えて「環境要因」による近視化を招きやすくなったためと考えられています。
昭和、平成、そして令和と変わりゆく時代の流れとともに、規則正しい生活と栄養バランスが崩れがちです。特に成長期のお子さんの場合は、早寝早起きをして、朝食をとることにより、近視の進行を防ぐのに効果的とされています。また、運動をして体を動かしたり、遠くの景色を見たりすることは、緊張した目や心身もリラックスさせる良い効果があります。
当院では近視の進行を抑制する点眼治療「マイオピン」や、就寝時に装着して角膜形状を矯正するコンタクトレンズによる治療法「オルソケラトロジー」があります。詳しい内容についてはお気軽に当院スタッフにご相談下さい。