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桜の蕾も膨らみはじめ、すっかり春の暖かさになってきました。
卒入学式の季節ですね。
今日は卒入学式で胸元を飾る「コサージュ」についてお話ししたいと思います。

CORSAGE（コルサージュ）と言う言葉はフランス語で元々はBODICE（ボディス）と呼ばれるヨーロッパで女性が来ていた胴着を意味する言葉だったそうです。
その胴着に花をつけ着飾ったことで、BOUQUET DE CORSAGE（ブルケ ドゥ コルサージュ）と呼ばれはじめ、だんだん短く省略されコサージュと呼ばれ一般化したようです。

当時のヨーロッパでは、花で着飾ることは病気や悪い魂を追い払う、将来の安全や健康を守るなどの意味合いがこめられており、毎日つけられることもあったそうです。
それが時代の変化とともに結婚式や卒業式などの重要な式典でのみ使われるようになり、後に日本に広がってきたとのことです。

特別な式典ではワンポイントを加え、特別感を演出し、日本人が大切にする季節感を出せると言う点で相性が良く、卒入学式には胸にコサージュという文化が定着したと思われます。

コサージュには元々、健康や将来の安全を守る願いが込められていますので、生徒の新たな門出をお祝いし、将来の後押しをする式典にはぴったりのメッセージが込められたアイテムというわけですね。